Writingsコラム

ストレスを手懐けてみよう

職場や家庭で、私たちは様々なストレスにさらされています。暑い寒いなどの環境や人間関係が引き起こすストレスに加え、寝不足などの身体的ストレス、寂しいといったような心的ストレスなど、大なり小なりストレスのない状況はまず考えられません。

深刻なものから比較的軽いものまで、ストレスを感じる感覚は人それぞれです。ストレスと上手に付き合っていくためには、まずはストレスを自己分析していくことからはじめてみましょう。自分の感情ときちんと向き合い、他人に話してみる、ノートに書き出すなどアウトプットをします。

そうして明らかになったストレスに対処することを、コーピングと言います。問題そのものを解決する、ストレスに対して自分の感じ方・考え方を調整していくことで消極的に付き合っていく、運動や趣味などで発散する、といった3つの方法が代表的です。このコーピングのレパートリーを増やしておくと、組み合わせで適宜ストレスが解消されます。自分が心地よいと思う対処法を普段から意識し、増やしておくことがストレスを手懐ける第一歩。

ストレスによって、頭痛がするなどの身体的反応が出てしまった場合は、脳のエネルギー不足が考えられます。そんな時は休むことが一番の解消法。オフィスでも小休止は取れます。外界の情報を遮断するために目を閉じてみる、席を立って歩き回ってみる、ストレッチをする、脳の栄養となる甘いものを摂るなどを試してみてください。

仕事を終えたらジムへ行って体を動かす、好きな本や映画を見るなど、気晴らしとなることをしてみましょう。日光を浴びると、精神を安定させる物質セロトニンが分泌されます。休みの日には外に出て、軽い運動をするがおすすめです。飲酒、ドカ食い、買い物は、後悔がつきもので、ストレス解消手段としては向いていませんから御用心。

職場で感じたストレスは、溜め込みすぎないこと。無理して自分を合わせずに、上司や同僚などに相談して解消していきましょう。オフの時は仕事のことを考えないことが、ストレスを溜めないコツという人もいます。考え込みすぎず、ストレスを解消するための手段を常に意識して、うまく付き合っていきましょう。

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