Writingsコラム

成功した転職「能動的な姿勢と粘り強さ」

転職の成功事例をご紹介します。

20代半ばの男性、Aさんは、メガネの製造販売を展開する企業にて商品企画とデザインに取り組み、多くのヒット商品を手がけてきました。Aさんは、より人の役に立つ「道具のデザイン」に携わりたいとの希望を持っており、とりわけプロフェッショナル向けの機器をデザインすることを志向していました。

前職でもプロダクトデザイナーとしてご活躍でしたが、複雑な機構設計への理解も必要な産業用電気機器メーカーへの転職は、ややハードルが高いものでした。そもそも、そのような機器を手がけるメーカーがデザイナーを募集するケースは決して多くありません。Aさんは経歴の棚卸し作業をしっかりと行い、準備を重ね数回の面接を経て、晴れてそのメーカーへの転職が決まりました。

Aさんが転職に成功した理由として、(1)様々な対象に興味を持ち、常に新しい発想や知識を取り入れる姿勢があること、(2)実際に3Dプリンターなどを用いて試作を重ねて検証し、アイディアの具現化に粘り強く取り組めること、(3)前向きでコミュニケーション能力に長けていることなどが挙げられます。

また、仕事への向き合い方にも独特の姿勢をお持ちでした。「自分のアイディアが試せない、やらせてもらえない」「前例を踏まえると、これ以上やっても無駄だろう」「頑張っているのに、会社や上司が評価してくれない」というような受け身の姿勢ではなく、「このアイディアを試したいけれど、どうしたら上手くいくか?」「このような前提条件があるが、本当にそうだろうか?」というように一貫して能動的で、自分で仕事を作る姿勢なのです。

転職後の現在、その産業用電気機器メーカーにて若手のホープとしてご活躍です。

アーカイブ

ページ上部へ戻る