Writingsコラム
市場や業界の「今」、そして、求められることをお知らせします。
島根県・隠岐諸島にいる神々
島根県にある出雲大社では、年に一度、全国から神様が集まり、会議を開くそうです。他にも熊野大社や八重垣神社、須佐神社など、県内にはたくさんの有名な神社があります。さらに島根半島から北へ60kmほど離れた場所にある隠岐諸島に
長崎県・島原の和ろうそく
長崎県・島原といえば、歴史の授業で習った1637年に起きた島原の乱を思い出す方も多いかと思います。現在、世界文化遺産として登録されている「長崎と天草地方の潜伏キリシタン」は、キリスト教信者たちが立てこもった城を中心とした
お江戸・東京の水道網
「すいどの水で産湯を使い、金の鯱鉾(しゃちほこ)チラチラ眺め、芝で生まれて神田で育つ」のが江戸っ子だと言われていました。すいどは水道、金の鯱鉾は江戸城の天守に輝く装飾、芝や神田のあたりは庶民が住む地域。下町に住む庶民がケ
天下の台所と言われた大阪
その昔、大阪は「天下の台所」と呼ばれていました。米をはじめとした幅広い品物の売買の中心地だったためです。大阪が経済活動の中心となった経緯を探ってみましょう。まずは、大阪か大坂かの問題を。江戸時代中期ごろまで、大阪は「大坂
鹿児島を象徴する存在、桜島
鹿児島といえば桜島。鹿児島市内のどこからでも眺めることができ、市街地からフェリーを使えば15分で行ける近距離にあります。噴煙を上げ続け、時に石を噴出させる桜島は、世界有数の活火山。どんな成り立ちでできたのか、簡単に解説し
北海道・先住民族アイヌの文化
2020年7月北海道の白老(しらおい)町にアイヌ民族の文化を伝える「ウポポイ(民族共生象徴空間)」がオープンしました。関心は高いものの、コロナ禍の中で入場者数が伸び悩んでいましたが、3年経った今夏から、ようやく軌道に乗り
岩手県・遠野に伝わる物語
手県のほぼ中央に位置する遠野。この地は不思議な昔話にあふれています。カッパや座敷童子に、おしらさま? 謎多き伝承の数々と、その背景に少しだけ迫ってみます。標高1,917mの早池峰(はやちね)山周辺に広がる北上高地。その南
山口県とフグ、そして幕末の志士
山口の名産品といえばフグが思い浮かびますが、実は漁獲量日本一は北海道です(2019年)。石川県、宮崎県と続き、山口県は4位。漁獲量は北海道と石川県が常に争っている状態で、近年では海水温の変化で、思いもかけない海域から豊漁
福島県の偉人といえば
福島県の著名人といえば、古くは江戸時代に寛政の改革を行った白河藩藩主で幕府の老中を務めた松平定信。新しいところでは福島市出身でNHK連続テレビ小説「エール」の主人公になった音楽家の古関裕而(こせきゆうじ)。須賀川市出身で
栃木県は、いちご王国!
栃木県は、いちごの収穫量日本一。昼と夜の寒暖差が大きく、冬の日照時間が長いことから、早くからハウス栽培に取り組んでいたため、1963年から半世紀の長きにわたって、いちごの収穫量1位の座を守り通しています。「いちご王国」を
オリーブだけではない!?香川県小豆島
香川県の小豆 (しょうど)島は、「小」という字が入っていることから小さい島かと思われますが、瀬戸内海では淡路島に次ぐ大きさです。その小豆島の名物として真っ先に挙げられるのはオリーブ。生産高は国内1位で、気候によって多少の
歴史スポット盛りだくさん!岐阜県
本州のほぼ中央に位置する岐阜県。名古屋はもちろん、京都や大阪などにも近いという地の利もあって、織田信長や斎藤道三、明智光秀など、名だたる戦国武将がこの地の支配を望みました。戦国時代を中心に、岐阜の歴史をおさらいしてみまし
福岡県 2つのゼロウェイスト
ゼロウェイスト活動とは、捨てるゴミをゼロにする世界規模の取り組みです。1996年、世界で初めてオーストラリアの首都・キャンベラがゼロウェイスト宣言を発表し、カナダのトロント、アメリカのサンフランシスコなどが続きました。日
石川県で起きた民主主義の源流
江戸時代、石川県を統治していた加賀藩は石高百万石と言われ、漆器の輪島塗や金箔細工などに代表される伝統工芸、金沢の兼六園や趣ある街並みなど、豊かで雅なイメージがあります。ですが、歴史の教科書で「加賀」と最初に遭遇するのは「
愛媛・道後温泉とお茶菓子
瀬戸内海に面した愛媛県。県庁所在地である松山市は松山城を中心に栄えてきた城下町です。街中を路面電車が走り、名所が凝縮されているので、観光にも便利。移住したいという希望者も増えているようです。松山といえば、道後温泉の名がま
京都・保津川から始まる環境保護の試み
京都府の西側にある山間部・丹波から流れ出る川は、大堰川(おおいがわ)と呼ばれます。川は、亀岡盆地から嵐山に至るまでは保津川(ほづがわ)と呼ばれ、嵐山の渡月橋から先は桂川(かつらがわ)と呼ばれます。さらに桂川は鴨川(かもが
山形・鶴岡市にある世界一のクラゲ水族館
勇猛な武将や偉い藩主の話ではなく、庶民や下級武士の悲哀を描いた小説家・藤沢周平は山形県鶴岡市の出身です。同じように華やかなイルカショーなどに頼ることなく、脇役感のあるクラゲを主役に据えた飼育展示で有名な加茂水族館が鶴岡市