Writingsコラム

市場や業界の「今」、そして、求められることをお知らせします。

情けは人の為ならず(4)

社員間のコミュニケーションが健全になるほど、企業は柔軟かつ基盤のしっかりした組織になると考えられます。そこに着目し、共助の関係性を可視化する仕組みを提供するビジネスも登場しています。正の外部性をもたらす行為を社員が評価し

情けは人の為ならず(3)

組織内の人間関係は複雑です。社内政治や社内営業といった言葉の通り、企業が組織的な意思決定を行う際には大小様々な調整を伴います。調整が多ければ悪く、少なければ良いというわけでもないのが難しいところで、事前的または事後的な調

情けは人の為ならず(2)

人としての正しい道や生きやすくなるコツなどを示唆する「ことわざ」は、個人生活はもちろん、ビジネスの現場や日々の仕事においても指針になります。つまり、思い悩んだり、意思決定を迷った際に、拠り所やヒントになるものです。「情け

情けは人の為ならず(1)

ビジネスのコミュニケーションでは、論理がスッキリしていること、つまり要点が明確で誰もが納得しやすいと高評価を受けます。それは詰まるところ、同僚や顧客といったビジネス関係上の他者の立場を尊重し、相手にとって無駄な時間や労力

本質を理解するためのフレームワーク(3)

経営・事業戦略や方法論、何らかの分析手法などを取り入れて試してみたものの上手く行かない、というケースは少なくないようです。その一因として、改善させるために新たな方法を導入しているのに、効果を測定する指標は従来のまま、とい

本質を理解するためのフレームワーク(2)

ビジネス環境は日々めまぐるしく変化しています。テクノロジーも日進月歩で、ビジネスパーソンはそれらのフォローや大小様々な意思決定に追われています。そんな知覚的負荷が大きい状況のなか、生産性と効率性の改善は常に求められていま

本質を理解するためのフレームワーク(1)

先行き不透明な現代、企業経営や事業の運営を指南する方法論やビジネスに有用な分析手法等はこれまでに数多く登場し、その時々で「いまこれが役に立つ!」と声高に提唱されてきました。そこには社会経済状況を反映したトレンドがあり、知

職場環境と意識のあり方(2)

転職後、「あれ?この方法ってもう古い?」「これも自分でやらないといけない?」「以前はもっとスムーズに進められたのに…」など、前職までのやり方が通用せず戸惑う場面は少なからずあります。ときには、そのギャップが大きく、転職後

職場環境と意識のあり方(1)

長年、同じ職場で働いていると、仕事の能力や方法が知らず知らずの内にその環境に最適化されていることがあります。そのため、前職では効率的に行えていたのに転職後は難しくなったりと、前提条件の異なる他の職場では従来のやり方が通用

ダイバーシティについて(3)

蟻や蜂の集団でも課題ごとに「262の法則」のような傾向が観られるようです。つまり、人でも蟻でも、組織が直面する個々の課題に対応するメンバーの全体に占める割合は概ね決まっているということです。平常時は活動がルーティーンで済

ダイバーシティについて(2)

近年、ダイバーシティ推進の提言が増えています。それに関連して思い浮かぶのが「262の法則」で、蟻や蜂など集団で生活する生き物にも似たような法則性が観られる点が大変興味深いです。それは、餌、外敵、巣や卵、幼虫に関する何らか

ダイバーシティについて(1)

企業組織のあり方と関連して、ダイバーシティ(Diversity)という言葉を聞くようになって久しいです。ダイバーシティは、辞書的には、意見や様式などの多様性、様々な種類、人種や社会経済的な文脈における多様性(許容)、通常

与件を捉えること(3)

近年のアノマリーでは株価が上昇する傾向にある12月ですが、日経平均、NYダウが共に大幅に下落しています。報道ではFRBによる利上げが発端との位置づけですが、米中の関税問題、イギリスのEU離脱が迫っているといった政治経済の

与件を捉えること(2)

経営戦略や事業計画、マーケティング戦略等を立案する際、有用な手法の一つにPEST分析があります。これは、政治的(Political)、経済的(Economic)、社会的(Social)、技術的(Technological

与件を捉えること(1)

ビジネス書やコミュニケーション関連の書物にしばしば、「相手の行動は変えられないのだから、自分の行動を変えることが問題解決への道です」「自分ではどうにもならない事象に腐心して思い悩むのではなく、まずは裁量の余地のあることに

仕事のスタイルと乗り越えるべき壁(3)

他者からの信頼は失うと取り返しのつかない無形資産です。大きな課題や試練に直面したときの様子を周囲の人達は見ているもので、その際の行動が日頃の発言と乖離していると、その後、発する言葉をなかなか信じてもらえなくなります。また

仕事のスタイルと乗り越えるべき壁(2)

仕事で課題に直面し、乗り越えるべき壁が高いとき、経験上、二つの選択肢が考えられます。一つ目は「もがきながらもなんとかよじ登る」です。もう一つは「対処を先延ばしにしたり、なかったことにしたり、誰かに押し付けたりして課題と向

仕事のスタイルと乗り越えるべき壁(1)

当社では日々、転職希望者の方々と面談しておりますが、まさに人に歴史ありで、個々のエピソードをじっくりお聞きしています。皆さまの経歴は十人十色ですが、何らかの課題や試練、壁を乗り越える経験をしている方が多いです。苦しい時期

しなやかな強さ(2)

失敗を引きずって落ち込みが深まると、仕事が手に付かなくなります。周囲の声も耳に入らなくなってきて「なぜだろう、どうしてだろう、しんどい」と一人で堂々巡りしてしまう…。悶々と煮詰まってきたら、一呼吸置き、小さな行動で構わな

しなやかな強さ(1)

個人生活でも社会生活でも、人間誰しも気落ちすることはあります。大きなアクシデントに限らず、日々の些細な物事もストレスになりますし、対人関係やコミュニケーションで苦手意識を持ってしまったりと、悩みは尽きません。仕事でも、ど

アーカイブ

ページ上部へ戻る