Writingsコラム

制約をどう捉えるか

仕事には制約が付きものです。予算や納期、ガイドラインやルールなど、制約の下で高いパフォーマンスを発揮することが社会人の仕事です。
やりたいことと予算が見合わないというケースは多々あります。消費者としての日常的な買い物はもちろん、自社が何かを買う側であっても売る側であっても、他社から提案を求められた場合にも、制約は常に意識しなければなりません。

予算やスケジュールが合わないとき、取り得る選択肢は二つです。
一つ目は、「お金や時間がないのでやらない」です。これは分かりやすいです。とにかく制約が強いので止める、断る、ということです。
もう一つは、やりたいことのそもそもの目的を洗い直し、その目的を適えられそうで、かつ予算内に収まりスケジュール上も無理のない代替案を検討することです。「当初の想定では無理そうだけど、別の案ならいけるかもしれない」と状況を捉え直し、アイディアを練って現実的な代替案に落とし込んで提案する、ということです。
前者は、致し方ない事情はあるにせよ、そこで思考停止しているということで、チャンスは失われます。日頃から問題意識をもち、インプットも多い場合には、後者のように実現可能性を伴った具体的なアイディアを出せます。
製品やサービスであっても、何らかのプロジェクトであっても、その最終的な目的をよくよく考え、必要に応じて代替案も検討し提案できる人材は、転職後も活躍できることが多いのです。

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