Writingsコラム

知っておきたい血糖値のこと

血糖値が高めだと指摘されたことはあるでしょうか。血糖値が高いと糖尿病になると言われています。一方で、食生活を改めたり、運動を積極的に取り入れると下がりやすいとも言われています。健康な生活を送る指標の一つである血糖値の基本をまとめてみました。

血糖値とは、血液の中のブドウ糖の量です。標準値は、食事から10時間空けた空腹時110mg/dl、食後2時間140mg/dl未満となります。血糖値は食後2時間で最も上昇し、その後下降していきます。というわけで、通常の生活をしている人ならば、夕食を食べた後の朝食を摂る前が最も低い血糖値となります。

ブドウ糖は、パンやご飯、麺類などの炭水化物を食べることで発生し、体を動かすエネルギー源となります。血糖値は過剰になると膵臓からインスリンが出て、高くなりすぎないようにコントロールされます。このインスリンの働きが悪い状態が糖尿病。1型と2型があり、1型は膵臓のインスリンを製造する機能が低下した状態で、注射によってインスリンを補う治療が必須となります。2型は食べ過ぎや運動不足などの生活習慣から起こり、生活習慣を変えることで症状が改善していくこともあります。負担の大きいインスリン注射という段階にならないよう、生活指導や投薬などで治療していきます。

食後の血糖値が急激に上がりすぎると、それを抑制しようとインスリンが大量に分泌されます。すると血糖値は急降下してしまい、血管に負担がかかります。血管が傷つくと心筋梗塞や脳卒中のリスクが高くなるため、急激な血糖値の上昇は避けるべきです。

急激に上がってしまう理由は、炭水化物のみの食事を続けたり、高カロリーのものを大量に食べたり、3食バランスよい量を分けて食べずに夕食などで一気に摂取するなど、食生活の乱れによることが多いようです。そこで、血糖値を一気に上げないために、主食を白米や精製された小麦粉を使ったものではなく、玄米や雑穀、全粒粉などを使ったものに切り替えたり、ゆっくりと時間をかけて食べて血糖値の急上昇を抑えることや、運動をしてエネルギー消費を高めたりすることなどが勧められています。

忙しさから、つい手軽に食べることができる菓子パンやラーメンなどの炭水化物の単品メニューに頼りがちになってしまいます。ですが、野菜やタンパク質を、おかずとして摂取することも大切です。良質のタンパク質は、血糖値をほとんど上げませんし、食物繊維を多く含む野菜は糖の吸収を抑制してくれます。野菜や汁物から先に食べるなど、食べる順番を工夫することも効果があるようです。

糖尿病がひどくなると、失明や足の壊疽、人工透析などが必要になってしまいます。手軽に食べられる炭水化物だけに頼ることなく、毎日少しだけ生活習慣に気を配って、健康を維持していきましょう。

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