Writingsコラム

仕事が楽しくなる習慣

企業にとって春は新入社員が入社し、人事移動があったりと、働く場や顔ぶれが変わってフレッシュな雰囲気が感じられる時期です。
一方、五月病という言葉があるように、新入社員の方々にとっては慣れない社会生活の疲れが心身ともに出てくる時期でもあります。「色々失敗してしまい、なんだか気が重たいな」、そんな気分の方も少なくないでしょう。そこで今回は、仕事が楽しく感じられるようになる習慣についてです。

新入社員に限らず若いうちは、ほとんどの人が大なり小なり失敗をします。「若い頃の苦労は買ってでもした方が良い」ということをしばしば耳にします。若くて柔軟な頃には、必死に努力したり、全力で取り組んだにも関わらず失敗したり、コツコツ積み上げたことが結果に繋がる醍醐味を味わったりと、「様々な経験を積むとそれが後々活きますよ」というのがその言葉の含意です。失敗も含め経験を重ね、引き出しを多くもつことが重要なのです。
その意味で、若い頃の失敗は許されます。それは周囲が今後に期待してくれているからです。肝心なことは、失敗から学ぶ姿勢です。同じ失敗を繰り返さないように次からは用意周到に準備し、慎重かつ勇気をもって物事を進め、結果を出すよう心がけることです。
そして、なにか課題や問題に直面した際には、失敗を恐れて「できない理由」を思い浮かべるのではなく、それを乗り越えるためにどうすべきか、必要な行動は具体的に何か、「できるための要件」を探すようにしてみましょう。そのような捉え方が習慣になると、仕事が楽しくなってくるはずです。
習慣は、日々の積み重ねや心がけがルーティーン化したものと言えます。それは、言動はもちろん、物事の捉え方も含みます。たとえ失敗してしまっても、その経験を糧にビジネスパーソンとしてステップアップしていきましょう。

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