Writingsコラム

転職活動のポイント(3)

転職活動では、志向性について認識を深めること、求人企業の立場を念頭に経歴書やポートフォリオを整理して面接の準備を行なうことが肝要です。そしてもう一点、求人企業の情報を十分に調べることも重要です。

というのも、実際に転職活動を始めると、自己分析や経歴の整理で手一杯になり、相手を知るという基本的な準備が不十分になってしまうことがあるからです。面接の際も、自分の経験や能力を伝えたいという気持ちが先行し、ポートフォリオの説明ばかりしてしまうことがあります。

なぜ相手を十分に調べることが重要なのでしょう。それは、求人企業が中途で採用したい理由やニーズを想定することで、相手が自分に何を求め、何を期待しそうか、より具体的にイメージできるようになるからです。その洞察の正誤以前に、相手をよく知った上でアプローチする姿勢が大切です。洞察が正しく、面接でのプレゼンが響くものであれば、成就する可能性が高まります。

事前によく調べるといっても、特別な何かをするというわけではありません。まずは公開されている社歴やIR情報、製品・サービスのラインナップ、市場での評価や主な事業の今後の見通し、さらには実際に製品・サービスに触れられるのであれば触ってみる、ショールームや店舗などに行ってみるといったことです。そういった地道な調査をしっかりと行なって洞察や感触を得ている場合と、表面的に知った気になっているのとでは、面接時のやり取りや発言内容に大きく差がつきます。

転職活動は言うなれば「良き出会い」を求める行動です。そのためには、まずは自分をよく知るべく志向性を認識し、これまでの歩みを分かりやすく整理しておかねばなりません。そして面接でのプレゼンの準備を行いながら、相手を知る労力と時間を惜しまないことが大事です。十分に準備すると自信を持って面接に臨め、会話もテンポ良く進み、互いにとって有意義な質疑応答ができ相互理解が深まります。それがミスマッチを防ぐことにもなります。

当社では、転職希望者のみなさまのご意向や志向性についてじっくりとお伺いした上で、求人案件をご紹介しています。そして、どのように準備して面接に臨めば成就する確率が上がるのか、よくよく検討しながらサポートしています。出会いのタイミングを大事にして転職活動を進めたい方は、ぜひ当社にご連絡ください。

アーカイブ

ページ上部へ戻る