Writingsコラム

成功した転職「潜在的なニーズを汲んだデザイン開発」

転職の成功事例をご紹介します。

40代後半の男性、Jさんは大学を卒業後、AV機器メーカーでプロダクトデザイナーとしてキャリアをスタートしました。その後、数社を経て、現在は光学機器メーカーで活躍されています。当社はそのメーカーへの転職をサポートいたしました。

その求人案件は、プロダクトデザインとプロジェクトマネジメントの両方を担うポジションについてのもので、メーカーから要件をお伺いした際、以前からご登録いただいていたJさんのことが真っ先に頭に浮かびました。

その光学機器メーカーは、GPS関連の機器や医療機器などを手掛けています。中途採用での求人募集は久々とのことで、非常に慎重なご様子でした。求めている人材のイメージは、ヘビーデューティーかつ繊細な信頼性の高いプロダクトのデザインを手掛けられるデザイナー、とのことでした。

要件をお聞きした際になぜJさんが頭に浮かんだのかというと、最近手掛けた製品が繊細さと信頼性を示せる質実剛健なものであったことと、当社での面談で話してくださった過去のエピソードがとても印象深かったからです。

それは、海外の消防署で使用する通信機器のデザインに取り組むにあたり、現地でユーザーの調査を行ったときのエピソードでした。消防士が命がけで消火活動を行なう際、火災現場では開発側の想定とは異なる用途も求められていることが分かり、潜在的なニーズに気付いたとのことでした。「この部分がもっとこうであると、現場で役立つ」といった要望を汲み取り、デザイン開発を行なったというお話がとても印象的だったのです。

当社では様々な求人案件を扱っておりますが、「このポジションの要件には、以前あのエピソードを話していたあの方が合う」と判断し、求人案件をご紹介することが少なからずあります。条件面での調整や、内定を得るまでにいくつかのハードルもありましたが、Jさんは現在もその会社でご活躍です。

当社は今後も転職希望者のみなさまと面談でお目にかかる際は、ご経歴と合わせて具体的なエピソードについても傾聴し、より良いマッチングの実現に努めて参ります。

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