Writingsコラム

将来性の予測(1)

転職は社会生活の転機です。転職活動は、求人企業との「良き出会い」を成就させるための一連の行動を指します。

どんな活動においても、その人に合った独自の方法で上手くいくケースは勿論あります。しかし、転職活動では、求人募集のタイミングは一期一会と言えますし、活動期間が長引くのは避けたいものです。そこで当社では、転職活動を効率的に進めるためのポイントを次のように考えています。

まずは、転職に臨む自分自身の志向性や志望動機を認識し、経歴書やポートフォリオにまとめる情報をしっかり整理します。そして、面接でのプレゼンテーションの準備を綿密に行いながら、公開されている企業情報を調べ、製品やサービス等に実際に触れ、相手をよく知ることに努めます。それらを事前に行なうことで、面接時の質疑応答がテンポ良く進み、相互理解が深まってミスマッチを防げます。

以上は以前のコラムでも詳しく述べたことですが、加えて、将来性の予測、つまり産業分野や当該業界の今後の動向を見定めることも欠かせません。応募する企業が目指している経営の方向性を理解することが大事です。

世界規模で様々な企業がしのぎを削り、異種混淆で競争が繰り広げられている状況下で、その企業や業界が今後どうなっていきそうか。イノベーションを生み出せるシーズがありそうか。これまでのビジネスモデルは今後も通用しそうか。労働生産性に意識的な働き方ができそうか。

現在の技術力や事業展開、過去の実績も理解した上で、技術の応用範囲はどうかなど、その企業の将来性についてステークホルダーの視点と、消費者やユーザーの視点からも多角的に予測してみることが肝要です。(次回につづく)

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