Writingsコラム

将来性の予測(3)

ビジネスのサイクルが早く、産業の興亡が激しい時代です。とはいっても、変化の度合いやスピードは様々で、あまり変わらず安定的に運営されている事業もあります。かたや一時のブームが過ぎ去り、いつの間にか別のサービスに取って代わられ静かに消えていくものもあります。

どんな業種業態にも共通しているのは、持続的あるいは破壊的なイノベーションを適宜重ね、ビジネスを発展させていかなければ負けてしまうということです。

転職活動において、その求人企業の事業や業界の将来性について予測することが大事なのもそのためです。誰しも転職する会社のビジネスに永続性や発展可能性があることを望みます。

ところで、株式投資を検討する際には四半期ごとの業績を見ることも大事ではありますが、株を中長期的に保有したい場合は数年単位で経営がどうなるか予測することがより重要です。長期投資家は売上高、営業キャッシュフロー、PER、PBRなど様々な要素を分析し、持続的に価値創造ができそうな企業に投資してインカムゲインとキャピタルゲインを得ようとします。

やや脱線しましたが、上記の分析的視点は転職活動時にも有用です。人生の少なくない時間を過ごすであろう転職先選びにおいても、その会社の中長期的な経営の方向性を理解することが非常に大事だからです。ある一時、業績が良くても、数年で傾くような会社に転職することは避けたいものです。

転職希望者ご自身も、そして求人企業も、世の中の大きな流れの中で経済活動を行なう主体です。実際に将来なにが起きるのか予測することには勿論限界がありますが、日頃からの考える習慣と、求人企業について具体的に調べ、展望をイメージすることが転職活動には欠かせません。

当社は、働き方の変化や、求人企業と当該業界の動向を把握した上で求人案件をご紹介しております。将来性も見据えて転職活動に臨みたい方は、ぜひご連絡ください。

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