Writingsコラム

心の障壁を取り除くアファメーション

アファメーションという言葉はよく見かけるので、なんとなくイメージは湧いているかと思います。幸せを引き寄せる手段ということで、実践している姿をSNSで発信する人も多いようです。具体的にはどうすればよいのかをご紹介します。

アファメーション(Affirmation)には肯定や誓願という意味があります。なりたい自分になるために、自身に言い聞かせることで自己実現できるというもの。中でも海外セレブやアスリート、起業家などが行っているというポジティブ・アファメーション(Positive Affirmation)には、さらに前向きな要素が加わります。

やり方としては、「〇〇になる」「〇〇する」という肯定文で理想を言葉にします。この際、ネガティブな要素を入れないこと。アファメーションは、自分の思考をポジティブにするスイッチとなるものです。毎日口に出したり、見える場所に貼ったりすることで、「自分はできる」という思いを強化します。そこに現在のできていない自分の感情は必要ではなく、ネガティブ要素を入れると、むしろ「〜だからできないのだ」という感情を呼び起こしてしまう恐れが。ポジティブ・アファメーションは全て肯定的なパワーワードだらけでひるみがちな人、少し懐疑的な気持ちが潜んでいる気がするならば、「〇〇しています」という進行形を用いたり、「行動すれば、成功が手に入る」という因果関係を示すパターンを使う方がいいかもしれません。

もう一つの方法としては、自分自身へのキャッチコピー形式としてみることです。「明るいラテン気質で乗り切ってます」「常に冷静沈着な私には全てお見通し」など、商品宣伝のように考えていくのは楽しいかもしれません。こういった遊び心は愉快な気持ちになりやすいものです。

こうして作り上げたアファメーションを、朝、仕事前に口に出してみたり、トイレなど目につくところに貼ってみたりしてみましょう。気持ちを高揚させる音楽をかける、ダンスしながら唱えてみるなども、いい効果をもたらすようです。

ただし、口に出すたびに、できない、叶わないなどのネガティブな気持ちになる場合は、アファメーションをやめた方がいいでしょう。口で言ってはいるものの、心の中で違うと思っていると、逆にネガティブな感情を増加させてしまいます。そんな場合は、自分には向いていないと割り切ることも大切です。

気持ちは毎日一定ではなく、理想とする自分も揺らぎがちです。ですが、毎日のルーティーンとしてアファメーションを行うことで、心が落ち着くことが期待されます。取り組みやすいのがアファメーションのいいところですから、ぜひ試してみてください。

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