Writingsコラム

コンテンツの取捨選択(2)

情報過多な現代、GoogleやYahoo!など定番の検索エンジンをはじめ、コンテンツの取捨選択をサポートするサイトやアプリはいくつもありますが、それらを自分向けにカスタマイズして整理したとしても、コンテンツはまだまだ多過ぎます。

二次加工、三次加工されたコンテンツは、玉石混交でどんどん増えていきます。そのため、精度の高い検索エンジンやキュレーションアプリが選んでくれたコンテンツを、さらに優先順位を付けて選ばなければ到底処理できません。今後もコンテンツは増える一方でしょうから、自分が本当に欲しいものは何なのか、そして、それらはどこにあるのか、分かりにくく探しにくいという状況は深まるばかりでしょう。

前回のコラムで述べたように、コンテンツの供給側が世界規模で過当競争を繰り広げている状況下で、自分にとって有益なコンテンツをピンポイントで得るには、何をどの程度求めているのかを認識することが第一歩です。

ただし、特定の内容ばかりに目を向けると、セレンディピティを内包した予期せぬコンテンツに接する機会を逃してしまう可能性があります。なので、接するコンテンツの幅にある程度のブレをあえて設けることも大切かもしれません。また、コンテンツの価値はタイミングによって変わります。数ヶ月前には欠かせなかったものが、今となっては全く価値がないということはよくあります。

自分が求めているコンテンツはこういうものだという認識、コンテンツの質の見極め、そしてコンテンツに接するタイミング。これらが確度の高いコンテンツを入手し、タイムリーに役立てるために留意すべきポイントです。

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