Writingsコラム

コンテンツの取捨選択(1)

もはや情報過多社会と呼べるほど、世の中にはありとあらゆるコンテンツがあふれ返っています。テキスト、音声、画像や動画、ゲームと枚挙にいとまがありません。

これはコンテンツを供給する側が消費者の24時間を奪い合い、過当競争を繰り広げている状況です。米ナイアンティックのポケモンGOが大流行していますが、国内だけでなく世界中のコンテンツにアクセスできる時代なので、競争は世界規模で熾烈です。

一方、コンテンツを需要する側にとっては、何年も前から言われてきたことですが、コンテンツを取捨選択することの重要さは増すばかりです。有料、無料を問わず、これだけコンテンツが多いと、目にしたすべてを読み解き、視聴し、操作して、適切に処理するのは不可能です。目の前をただただ流れていくものが大半になります。

テレビをつけている最中、終始食い入るように見ている視聴者はあまり多くないと思いますが、インターネット上のコンテンツにも同じことが言えます。ダラダラとネットサーフィンをすることを時間の無駄と感じる人は増えています。

ただし、コンテンツの発信源がテレビであっても新聞であってもインターネットであっても、必要としている情報には自然と目がいくものです。目にする情報の確度は高いに越したことはありません。そのため、情報過多な状況が深まるほどに、コンテンツの質の見極めや接するタイミングの重要性はますます高まっていきます。(次回につづく)

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