Writingsコラム

会社員にとっての既得権とは

会社が用意し、与えてくれているものは、その組織で働く上であって当たり前のものでしょうか。それがなければ働けないと感じるでしょうか。
ぬるま湯が心地良くて、気が付いたら茹で上がってしまってもう手遅れ。既得権の上にあぐらをかいていると、そういう事態にもなりかねません。
そうならないためには、普段から社内だけでなく社外にも広く目を向け、世の中の風を感じることが肝要です。

とはいっても、既得権は失ってみてはじめて、その恩恵に気が付く性質のものかもしれません。部門ごと他社に売却されたりすると、職場環境や雇用条件は大きく変わるでしょう。天変地異による不測の事態だって起こり得ます。そのような変化を事前に予測することは容易ではありませんが、危機感を持ち、自分事としてある程度シミュレーションすることはできるでしょう。
享受しているものは当たり前ではないという意識で過ごしているだけで、既得権の捉え方にも甘さがなくなり、環境変化を見越した備えにもなります。
既に得ているもの、これから得られるであろうもの。時々、意識上の棚卸しをしてみると働き方が変わってくるかもしれません。

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