Writingsコラム

ビジネスパーソンの危機管理能力

若い頃の苦労は買ってでもした方が良い、とはよく言われることですが、転職希望者をご支援している当社の認識も全くその通りです。
要はスポーツと同じで、日頃の練習と試合の積み重ねによって能力は伸びていくからです。練習をさぼっていると、大事な試合で力を発揮できません。間違ったトレーニング方法を避け、努力するにしてもペース配分に気を配らなければなりません。

仕事の取り組み方や頑張り方にも言えることです。職業能力の向上は自助努力の結果なのです。
高いパフォーマンスを上げられる人材には、視野を広く持つ姿勢があります。与えられた仕事だけをこなせば良いという意識ではなく、自分が属す部署やチームの組織力を上げるために何をすれば良いかという問題意識を持っています。自分の担当外の仕事や他の業種にも興味を持ち、可能ならコミットしてみようとする積極性やフットワークの軽さもあります。
そういった姿勢が成功体験を呼び、また積極的に挑戦するという良い循環のベースとなっています。たとえ何らかの不可抗力に直面しても、自らの頭で考え、これまでの経験を活かして事態を打開できます。
個人の危機管理とは現状に安住せず、周囲を広く見渡しながら、自助努力を続けることなのです。

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