Writingsコラム

基礎と応用(3)

しっかりとした基礎力があると、異なる分野や新しい方法にも尻込みせずに応用的に対応することができます。基礎力が本物であれば、産業の構造やプロセスが変わっても新たに求められる仕事に応じられるでしょう。また、誰もまだ取り組んでいないようなビジネスモデルを構想する場合にも基礎力は欠かせません。

基礎力に加え好奇心や興味関心、知識欲もあり、向上するための努力を惜しまなければ、応用・発展の水準も高くなっていくはずです。

社会人として、自分の基礎にある素養は何なのか。ある分野に関する広範な知識や高い技術なのか、希有で得難い経験なのか。基礎力が活かせる場面はどこなのか、どんなときに仕事に応用できていると感じるのか。自らの基礎力と応用力の関係を認識することは、転職活動時にも大変重要です。

近年、他の業種で培った経験に基づくユニークな発想や斬新なアイディアを評価する求人企業が増えており、応用力を期待され業種の壁をこえた転職もめずらしくなくなってきています。当社は、転職希望者の方々と面談する際、質疑応答を通じて「こういった経験と能力があり、ここまでの基礎力をお持ちなら、この企業のこのポジションに合致する可能性がある」といった判断のもと、前職とは異なる業種の求人をご紹介することもあります。

ご自身の基礎力を応用できるような、思ってもみなかった業種やポジションで活躍する可能性を探りたい方、また、広い視野を持ち、別の角度からアプローチしてみたい方はぜひとも当社にご連絡ください。

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