Writingsコラム

成功した転職「主体的なキャリア形成と柔軟な姿勢」

転職の成功事例をご紹介します。

20代後半の女性、Pさんは専門学校でプロダクトデザインを学び、卒業後、モックアップなどを製造するモデルメーカーに就職し、営業としてキャリアをスタートしました。もともと明朗快活なPさんは、クライアント企業への対応を通じてコミュニケーション能力に磨きをかけ活き活きと働いていました。しかし、同社がメインクライアントの業績不振のあおりを受けたことを契機に、転職を考え始めました。

ものづくりに営業として携わる醍醐味は感じていたそうですが、やはりプロダクトデザインに取り組みたいとの思いもあり、未経験者の受け入れ体制のある企業で派遣社員として新たなスタートを切りました。その会社では、感性を活かした女性向け商品のプロダクトデザインを担当し、デザイナーとして一通りの経験を積むことができました。そこで次は正社員としてさらに幅広い領域に携わりたいと考え、デザイン事務所に転職しましたが、職場環境などが合わず早期に離職しました。

次の転職活動を始めたタイミングで当社にお問い合わせをいただきました。今度はこれまでよりも慎重に「自分の志向性はどのようなもので、仕事を通じて何を実現したいのか」「スキルアップし、仕事の幅も広げたいが、どのような可能性があるのか」という点について検討を重ねました。

複数の求人企業の内の一社で、社会貢献度が高いプロダクトの分野で高いシェアを有するメーカーに応募し、見事に内定を得ることができました。採用のプロセスでは数回の面接に加え課題の提出もあり、その選考でポテンシャルが認められたことが決め手となりました。現在は様々なプロジェクトに携わり、先輩社員からも学びながら活躍されています。

初志貫徹は大事なことですが職場との相性は少なからずありますので、転職では柔軟性も重要です。Pさんのケースでは、自身のやりたいことや思いに固執せず、様々な機会を成長のチャンスとして捉える姿勢がより良い出会いを引き寄せ、飛躍に繋がりました。

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