Writingsコラム

成功した転職「チャンスを活かす行動力」

転職の成功事例をご紹介します。

30代前半の女性、Fさんは国立大学の教育学部を卒業後、絵やイラストが元々好きだったことからデザインの勉強をしたいと考え、都内の専門学校に入学しました。

在学時からデザイン事務所でアルバイトを始め、卒業後はその中の一社にグラフィックデザイナーとして就職しました。その会社は優秀なアートディレクターが率いる少数精鋭のデザイン事務所でした。クライアントからの依頼に対して期待を上回るようなクオリティで応えることが次の仕事に繋がる場合もあり、Fさん自身のアイディアが最終形に反映されるケースはあまりなかったそうです。

例えば、デザイン案をアートディレクターに提出し、修正が加わるとデザインが劇的に良くなることも多く、なかなか自信を持てず、至らなさを感じていたそうです。一方で得意とするイラストを活かしたセルフプロダクトをネット販売するなど、手応えのある活動も行っていました。

今後はもう少し大きな組織で幅広い仕事に携わりたいと考えていたところ、以前から好きだった文具メーカーのグラフィックデザイナーの求人を目にし、当社にお問い合わせをいただきました。その求人案件は、イラストやデザインの能力、提案力、時流を読む能力や女性向け商材に必要な表現力など、様々な要素が求められるポジションでした。

ご自身のデザインに自信が持てなかったFさんは、当初、応募するかどうか悩んでいましたが、数日後、やはりこのポジションを受けたいとのご連絡がありました。デザイナーを募集すること自体が珍しい会社なので、ぜひチャレンジしたいとのことでした。

当社でのヒヤリングや書類作成の段階でも緊張されているご様子でしたが、面接の場ではこれまでの経験に裏付けられた強みや得意分野、志向性などをしっかり伝えることができ、見事採用が決まりました(デザイン事務所も円満に退職されました)。

「今しかこのチャンスはめぐってこない、チャンスにかけてみよう!」と決断され、転職活動を通じて自らの認識を変えることができ、本心に従った行動が結果に繋がりました。現在もその会社で意欲的にご活躍されています。

アーカイブ

ページ上部へ戻る