Writingsコラム

花粉症とスキンケア

2〜3月はスギ花粉飛散のピーク。花粉症といえばスギが代表的ですが、他にもカモガヤなどのイネ科の植物は6〜8月、ブタクサやヨモギなどの雑草類は8〜10月、シラカバは4〜6月と、アレルギーを引き起こす花粉の飛散時期は種類によって違ってきます。

花粉が付着しやすい場所は表面に出ている頭と顔。帽子やメガネ、マスクなどである程度防ぐことはできますが、完全にブロックするのは難しいものです。くしゃみや鼻水、涙という花粉症の症状は、体内に入った花粉を外に出そうとする反応。ですから、外出から帰った際、顔を洗って花粉を落とすのは効果的です。

敏感になっている肌には、なるべく強い刺激は控えてあげて。角質を落とすピーリング剤の使用や、皮脂を落としすぎるダブル洗顔は、この時期は避けた方が賢明です。

冬は皮脂量が減るため、肌から角質層が剥がれ、水分が蒸発しやすくなり、どうしても乾燥しがちです。乾燥した肌は異物の侵入を受けやすくなり、そこに花粉がついてしまうと皮膚が赤くなったりヒリヒリしたりします。症状を悪化させないためにも、肌は保湿してあげましょう。

洗顔後は化粧水を顔にたっぷりと。両手で顔を包み込むように優しく押さえて馴染ませてください。化粧水だけでは水分が蒸発しやすいので、その後、乳液や保湿クリームを塗って。敏感肌用のものを選べば、肌への負担も少なるかと。

男性はヒゲを剃ることで古い角質も取り除くことができますから、ヒゲ剃り後の化粧水と乳液での水分補給は絶好のタイミングと言えます。ですが、ヒリヒリするほど肌が弱っているならば、カミソリから肌当たりの少ない電気シェーバーにするか、ヒゲ剃り自体を控えた方がいいかもしれません。

つらい花粉症ですが、肌のコンディションが保たれていると、不思議と気持ちも落ち着いてくるものです。面倒がらず、丁寧にケアしてあげてくださいね。

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