Writingsコラム

UV対策のための4ワード

日差しを強く感じ、紫外線が気になる季節になりました。いざ日焼け止めを買おうとすると謎のワードが氾濫しており、混乱を覚える方は多いかと。でも、心配いりません。UVA、UVB、SPF、PAの4ワードを頭に入れておけば大丈夫です。

UVAは紫外線A波のことです。地表に降り注ぐ紫外線の約9割を占め、肌に深く入り込みます。そこで弾力の元となるコラーゲンやヒアルロン酸などを作り出す細胞を傷つけるため、シワやたるみの原因となります。

UVBは紫外線B波。肌の奥までは入り込まず、表面だけにとどまりますが、肌へのダメージはUVAよりも激しくなります。海水浴で真っ赤になったとき、UVBの影響は7〜8割と言われています。その後、肌を黒くするのもUVBの仕業。さらにUVAと違い、細胞のDNAまで傷つけてしまいます。

SPFは紫外線防御指数(Sun Protection Factor)のこと。シミ、ソバカス、皮膚がんの原因となるUVBをカットする機能があります。後に続く数値は、この日焼け止めを塗ったとき、何も塗っていない素肌と比べて何倍の紫外線に耐えられるか、ということ。例えば、SPF30だったら、基準となる紫外線量の30倍を浴びてから日焼け(肌が赤くなる)が起こることを示します。この数値が高いほど、UVBをブロックする機能が高くなります。

紫外線は天候や時間帯などによって量が違ってきます。ですから数値は時間を表すものではなく、症状が現れる量を示しているのです。普通、夏の海岸で20分日光を浴びると翌日赤くなるので、これを紫外線量の目安としてみると良いかもしれません。

PAはUVA防止効果指数(Protection Grade of UV-A)。これはSPFと違い+の数で表示されます。SPFは肌が赤くなるまでの紫外線量ですが、PAは黒斑が確認されるまでの紫外線量という判定基準になっています。

機能が高いものは肌へのダメージも大きくなります。乳液状のものからローション、スプレータイプなど幅広い製品が展開されていますので、自分の肌や生活スタイルに合ったものを選んでくださいね。

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