Writingsコラム

時間の使い方を考える

仕事ができる人は時間の使い方がうまい。以前からそう言われていましたが、働き方のスタイルが変化している今、時間管理も上司が定めるのではなく、より自律的な管理が求められるようになりました。

経営学者ドラッカーは「成果を上げる者は仕事からスタートしない。時間から出発する」と言っています。仕事にかかる時間を分析し、時間浪費につながる事柄を整理し、労力を集中させる。つまり、まとまった時間を作り出して、仕事に集中させるというやり方です。

この方法は、集中できる環境にあれば成果を出してくれるでしょうが、家庭での役割を果たさなければいけない在宅勤務では少々難しいようです。特に小さなお子さんがいる子育て世代は、家事や育児に意外に時間がかかってしまっている模様。

これを解消するためには、まずは家族の行動記録を取り、全体を把握した上で、するべきこと、無駄なことを仕分けし、最適なタイミングを見計らって仕事を構成するというやり方が勧められています。家庭全体を俯瞰する経営的視点と、予測し難い子供の行動に対し、顧客同様に臨機応変な対応をしていくことが成功の鍵となります。

有名な時間管理術にポモドーロ・テクニックというものがあります。これは25分間の集中の後に5分間の休憩を取り、それを最大4回繰り返すというもの。30年以上前にイタリア人大学生が考え出した手法です。時間管理をするために使ったタイマーがポモドーロ(トマト)型だったことから、こう名付けられました。

タイマーなどを使って、集中的に仕事を片付けていくには有効な方法です。しなければならないタスクを書き出し、1つ1つ消していくことで達成感が生まれ、やる気が出てくるようです。

時間管理に必要なことは、分析と自律的行動です。時間管理アプリなどもたくさんありますので、自分にぴったりな手法を編み出してくださいね!

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