Writingsコラム

茨城スイーツは素材感が魅力

フレッシュなフルーツをふんだんに使ったパフェのブームが止まりません。専門店をはじめ、ファミリーレストランで楽しめる季節のパフェメニューもたくさん出ています。東京にある茨城県のアンテナショップIBARAKI sense(イバラキセンス)内のBARA cafe(バラカフェ)でも、イチゴやメロンなど、季節のフルーツをたっぷり使ったパフェが大人気です。

茨城県は21年連続生産量日本一に輝くメロン生産県。親しみやすい価格帯のアンデスメロンや赤肉のクインシーメロンを中心に、4月を皮切りに秋まで、様々な種類のメロンが出荷されます。地元のスイーツ店では半分にカットしたメロンをパフェにするなど、生産地の特権で大胆な楽しみ方をしているようです。

パフェの女王といえばイチゴですが、寒暖差が大きいという気候条件を活かし、茨城県は全国で常に10位以内の栽培面積と出荷量を誇っています。2012(平成24)年には県オリジナル品種「いばらキッス」が登場。糖度が高く、酸味とのバランスも良く、適度な硬さのある食感で、都心の人気パフェ店でも採用されています。

茨城県の栗も全国1位の生産量を誇ります。秋に楽しみたいスイーツの代表、モンブランの材料として茨城産の栗は欠かせません。栗クリームをたっぷり使ったモンブランは、買って帰ると誰もが喜ぶケーキでしょう。作ってすぐに食べる空気感たっぷりの柔らかいモンブランや、モンブラン風パフェも注目されていることですし、これからも茨城の栗の需要は高まることでしょう。

茨城で忘れてならないスイーツの代表は干し芋です。さつまいもの生産量は全国2位。その加工品である干し芋の全国シェアは90%で、健康志向の今、売り上げを順調に伸ばしています。県南東部を中心に水はけの良い土壌で育ったさつまいもは、「旬のリレーで365日おいしい」をモットーに、収穫以降の品質管理が徹底的になされています。さらにこれを、とろりと甘い干し芋に仕上げる技術は、茨城県の生産者にかなわないようです。

他にもリンゴや梨、ブドウなど、おいしいフルーツを数多く生産している茨城県。自然が豊かで、キャンプ場の数も全国1位ということですから、これからますます目が離せない県となりそうです。

アーカイブ

ページ上部へ戻る