Writingsコラム

転職に必要な心構え(2)

新しい職場に移られた後、「転職に成功した」とご自身が本心から思えること、それが転職活動の目標の一つです。
そのためには、企業側が求めるポータブルスキルを有していることを前提として、転職希望者ご自身のなかで、前回のコラムでご紹介した「1. 転職後、何がしたいのか。何を実現したいのか。なぜ次のステージに行きたいのか。」に加え、下記の二点目も明確になっていることが重要です。

2. 自分はこれまで何をしてきたのか。何者なのかを自覚すること。
履歴書や職務経歴書はプレゼン資料であると捉えて準備することが重要です。ポートフォリオを時系列に並べるだけではなく、過去のそれぞれの仕事を通じてご自身が何を見出し、何を得たのか。そしてどんな価値を生み出したのか。そういった仕事の成果について、ある程度の指標化を伴った説明ができることが望ましいです。昨今の中途採用では、与えられた仕事を深く考えずに続けてきた人材は求められていません。自ら課題を見つけ、その解決策を検討して実践し、成果を把握・分析して次に活かせる人材が求められています。
転職のきっかけが生じたとき、以上のような意識をもって臨めるか否かが大きな分かれ道になります。それまでの環境にあぐらをかいてきたような場合、事業規模の縮小や分社化、M&Aなど、今後起き得る環境変化に不安を抱き、焦って転職活動を始めても上手くいかないことがあります。常日頃から自分自身で上記のことを深掘りして考えていれば、転職活動においてより良い決断ができます。
当社は、ご経歴の棚卸し作業を通じてキャリアプランの整理をサポートし、転職活動の目標達成をご支援しています。

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