Writingsコラム

転職市場でデザイナーに求められること(1)

消費者のニーズは日々刻々と移り変わっており、「モノからコトへ」が消費市場におけるトレンドになったと言われて久しいです。
デフレに慣れ、モノに充足している消費者はコトを求める、つまり経験価値により多くのお金と時間を使うようになったという面はたしかにあります。
当社は、BtoC、BtoBを問わず、UXデザイナーの求人案件を多く取り扱っています。

デザインの分野でも「モノよりコト」ということは言われてきました。そして最近では、「やはりモノのデザインもコトのデザインも両方大事」という再認識が必要だという流れになってきています。
モノ(製品)を、どこの誰がどんな状況で何のためにどのように使うのか。ユーザーの心理に寄り添って、コンテクストやストーリーを明確にすること、それがコトのデザインの本質です。そして、そのコトを具現化するために、製品やサービスをより快適に使えるようにデザインすること、それが現在求められているモノのデザインです。
求人企業は、モノとコト、その両方の視点と能力をもつデザイナーを必要としています。
1.「コトのデザインを行える」=「ユーザー志向なアイディアを出せる」

2.「モノのデザインを行える」=「表現力と造形力がある」
この1と2を兼ね備え、ユーザーを起点にアプローチできるデザイナーが転職市場では求められているのです。(次回につづく)

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