Writingsコラム

転職エージェンシーの存在意義(1)

日々、転職を希望されている方とお会いしておりますが、転職希望者の中には、当初は転職エージェンシーにサポートを依頼するのをためらっていたとおっしゃる方が少なからずいらっしゃいます。
そもそも転職が初めてなので漠然とした不安を持たれていたり、エージェントが親身に相談に乗ってくれるだろうか、希望していない会社を勧められるんじゃないか、「あなたの場合、ここは行けそうだけれどここは無理」のような冷たい感じで対応され、査定されているかのような気分になるんじゃないか、などなど、様々な不安をもたれるのは自然なことです。

以前のコラムでも触れたように、当社は、転職希望者と求人企業、双方のエージェントであり、より良い転職をご支援するためのコンサルテーションに努めています。一般的に、コンサルテーションの利点とは、外部の視点で客観的に診断・分析できるということです。
転職市場において、転職希望者は供給側(売り手)に、求人企業は需要側(買い手)に位置します。当然ながら市場原理が働き、自分が入りたい企業が自分を採りたいかは分かりませんし、自分に興味を示している企業に入りたいと思わないかもしれません。
両者のニーズを深く理解し、互いの要件を把握分析した上で、相互選択のマッチングを図るのが当社の役割です。
そのため、当社は、転職希望者に求人案件を当社の都合で一方的にお勧めすることはありませんし、求人企業への人材紹介も十分に検討した上で行っています。そして、転職希望者の方には、当社の役割やサポートの進め方をご理解いただいた上で、経歴や能力を把握するために多くの質問をします。その質問に答えていただきながら、転職市場で売りとなる強みについて分析します。
また、質疑応答を行っている内に、転職希望者ご自身も自分の志向性や仕事を通じた人生の目標に改めて気が付くことができ、転職の動機や目的がより明確になってきます。それと同時に、転職に対する漠然とした不安や心配も自然と解消されていくことが多いです。(次回につづく)

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