Writingsコラム

オーガニックなものづくり(1)

当社が日頃、懇意にお付き合い頂いているデザイナーの方が創業したpopulomobile(ポプロモビル)という自転車ブランドの会社が鎌倉にあります。

同社は「人に寄り添う乗り物が作れないだろうか」という想いのもと、大量生産、大量消費とは異なる「作り方も、作る会社も人も、これまでにない形態で取り組みたい」「地産地消のような考え方で、ユーザーに対して柔軟な製品作り、オーガニックなUXの提供を実現したい」との姿勢で自転車を丹精込めて作っています。

より長く使い続けられるように、フレームをはじめタイヤ、ホイール、ブレーキ、ハンドル、サドル、ライト、スタンド、フロントフォーク、リフレクターなど全てのパーツの製造は、一つ一つ専門の企業や工房に依頼しているのだそうです。創業当初から実現したいことのビジョンが明確で、世界各国の一流のパーツメーカーから共感を得られるまで熱意をもって説明を重ね、小ロットでも最高品質のパーツの供給にこぎ着けたのだそうです。

それらパーツは業界のトップメーカーや競輪選手が求める精度と強度を誇っており、同時に美しさにもこだわっているそうです。そのパーツを同社の職人の方々が丁寧に組み立て、完成後に品質保証の意味合いも込めてスタンプを押しています。

価格は1台15万円〜ですが、ゆうに10年以上は愛着をもって乗ることのできる品質や、製造から販売までの一連の手間を考えるとむしろ安く感じます。なにより、自転車が作られる工程、購入(鎌倉本社と渋谷ショーケースがあります)、実際の使用に至るまでのストーリーにとても惹かれます。(次回につづく)

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