Writingsコラム

成功した転職「コンテクストに基づく表現」

転職の成功事例をご紹介します。

30代前半の女性、Eさんは大学でコミュニケーションデザイン全般を学び、横浜のデザイン事務所にてキャリアをスタートしました。

そこでは、カタログ、DM、インビテーションカード、CI、VI、アパレル系の顧客の案件など、企画からデザイン、入稿まで携わり、プロジェクトによっては予算やスケジュールの管理も行い、デザインに留まらずマネジメントも経験しました。

2年ほどでデザインの基礎が身に付き、仕事の幅を広げたく考え、別の事務所に転職しました。そこはADの社長とデザイナー2名の体制で、Eさんは企画からデザイン、品質管理に携わりました。

個性的な住宅を販売する顧客のプロジェクトでは、機能面だけでなく、「どのように住まうか、いかに心地良く暮らせるか」といったUXを念頭に置いた広告やSPツールを手掛け、売上に貢献し、高く評価されました。

様々な案件に携わり、やりがいも感じていたそうですが、ライフステージの変化もあり、AV機器メーカーに転職しました。そこではインハウスのデザイナーとして主体的に自社ブランドのデザインに携わりました。短期間に複数のプロダクトのパッケージデザインを手掛け、製品の特性を的確に伝えるデザインがユーザーから好評を得ました。

もともと得意な表現を活かせる機会や、生活に近い製品のパッケージデザインなど、AV機器以外にも活躍の場を広げたいとお考えになり、当社にお問い合わせをいただきました。現在は大手メーカーにて、本質をとらえた表現が求められる、イラスト力を活かしたソリューションデザインというご本人にとっては新しい領域でご活躍です。

どういった消費者、顧客、ユーザーに対し、何をどのように伝えるのが最適なのか。それぞれのコンテクストを深く洞察した表現が、どんなデザインに関わる仕事においても重要であることが分かる事例です。

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