Writingsコラム

オーディオブック、活用してみませんか?

紙の本から電子書籍へと、本の形態はどんどん変わってきている今、聴くという読書スタイルが浸透してきています。朗読された本を聴くオーディオブックというサービスが、様々な形で展開されていることをご存じでしょうか?

オーディオブックの始まりは、車社会のアメリカからです。運転をしながらできる、移動中の有効な時間の使い方として発展していきました。パソコンやスマートフォンの普及で、音声データが気軽にダウンロードできるようになり、より身近なものとなりました。

オーディオブックの良さは、なんといっても「何かをしながら」できる点でしょう。通勤通学、ランニングやウォーキング、家事をしながら、という使い方が多いようです。タイマーをセットしておいて、寝る前に聴くという習慣にしている人もいます。耳だけの読書は目を疲れさせないため、睡眠への導入を阻害しません。

「ビジネス本や自己啓発書を通勤時間に聴いている」という話をよく耳にしますが、オーディオブックの分野はそれだけではありません。確かに今のラインナップはビジネス本が充実していますが、文芸書も、ライトノベルからミステリー、純文学まで、なかなか興味をそそる品揃えになっています。語学学習においても、耳で聞くオーディオブックは非常に便利で、正しい発音や、自然な会話などを身につける助けになってくれます。

特に小説を選ぶ人は、すでに読んだ小説を、改めてオーディオブックで体験し直すという熱心なファンもいるようです。人気声優が声を担当した作品や、多数の登場人物を声優が何役も演じるのではなく、それぞれ違うキャスティングで作り上げた作品など、音声ドラマとしての面白さも感じられる作品が、今後どんどん増えていきそうです。

アプリも定額制から1冊ずつ買っていくという方式など、さまざまな種類があります。一定期間無料になるなど、キャンペーンも展開されていますので、自分の読書傾向や生活スタイルにあった方式で試してみるといいかもしれません。

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