Writingsコラム

ドライアイ、増えてきています

目が乾いている。集中力が低下する。視界がかすむ。光がまぶしい。目がゴロゴロする……等々、パソコンやスマホに向かう時間が増えている今、そんな症状を訴える人が増えました。これらの症状は、ドライアイが原因であることも多いようです。現代人を悩ませる、ドライアイについて知っておきましょう。

ドライアイは、涙の分泌量が減ったり、量は十分でも涙の質が良くなかったりすることで角膜が乾燥し、目の表面が傷ついてしまうことです。涙は、何かを見つめ続けることでまばたきの回数が減ることや、コンタクトレンズの長時間使用、室内の乾燥などで、量が低下します。涙が減ることで、目の表面を覆う他の油層やムチン層のバランスが崩れ、栄養の補給が行き届くなった結果、角膜や結膜が損傷しやすくなります。

パソコンなど画面を長時間見つめ続けることで、まばたきの回数が減ると、目の水分量が減り、涙が目に行き渡らなくなります。対策としては、1時間画面を見たら15分ほどの休憩を挟んで目を休ませること。遠くの景色を見たり、目を閉じてみるのもいい方法です。

室内が乾燥していると目の渇きも早くなりますから、加湿器などを使ってみましょう。目を見開かないためにも、パソコン等の画面に顔を近づけすぎない、視線を下に下げるよう机の高さを調整してみるのもいいでしょう。保湿機能のあるメガネを使ってみるなど、小さな工夫を生活に取り入れてみてください。

目が乾くと疲労感も高まります。疲れが激しいようであれば、目元を温めるタオルやアイマスク、疲労回復用に作られた目元用シートを使うと、症状が楽になります。血行促進のために、まぶたを避けた目の周りの筋肉を軽くマッサージしてもいいかもしれません。

生活習慣の改善を行なっても、辛い症状が続くようでしたら、眼科医の受診をお勧めします。目の表面に異常が起きている場合は、急激な視力低下や合併症を招くことになります。深刻な病を引き寄せないためにも、症状が軽いうちにケアしていきましょう。

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