Writingsコラム

足の不調は早めにケアを

在宅勤務で、よく耳にするのが足の不調。通勤しないことや、オフィスでの立ち座りや移動などがなくなったために、運動不足となり、足に不具合がきている人が増えているようです。そんな足の不調は、テレワーク足と呼ばれることも。どんな症状が起きているのか、かいつまんでご紹介いたします。

足がだるい、冷える、むくむといった症状は、オフィスでのデスクワークでもよく見受けられますが、在宅ワークでさらに目立つようになりました。これは足の血流が悪くなっているために出る症状で、ふくらはぎの筋肉が弱ると血液を押し出すポンプの役割が弱くなることから生じます。ひどくなると静脈の血管が瘤(こぶ)のように浮き出てくる下肢静脈瘤を発症してしまいます。運動量が減る高齢者に多く見られる症状ですが、若年層でも症状が出ないうちに、歩行、マッサージ等で血行を良くするようにしていきましょう。

足に刺激を与えてくれるサンダルやスリッパを履くのも一つの方法です。ツボを押すスリッパ、鼻緒部分でホールドすることで足指に自然に刺激を与えてくれるサンダルなどが出ています。弾性ストッキングを履いてふくらはぎの筋肉を締め付け、血流を促進してもいいでしょう。足首を温めるレッグウォーマーも血流促進に役立ちます。

在宅勤務で体力が低下しているときに、急に無理な運動を始めることはお勧めしません。まずは膝裏やアキレス腱、股関節等を伸ばすストレッチを。適度な運動量として1日5,000〜8,000歩程度のウォーキングが推奨されています。その際、自分の足に合ったシューズを履きましょう。合わない靴は症状を悪化させます。できれば実際に店舗でプロのアドバイスをもとに購入したいものです。通販で買った場合、フィット感や靴底の素材など、少しでも違和感があったら、潔く履くのを諦めることが肝要です。

トップアスリートが履いているシューズに憧れるかもしれませんが、実はそれはある程度の筋力がなければ扱いきれないもの。素人には怪我の元となってしまいます。思っていた以上に自分の体力は低下しています。くれぐれも無理は禁物です。

鈍い痛みは歩くことで徐々に減っていくものですが、歩くことで痛みがひどくなったり、症状が変わらない場合は医療機関へ。いずれにしても、早めのケアが大切です。不調は見逃さずに、健康をキープしていきましょう。

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