Writingsコラム

手や足の部分浴で血液をめぐらせる

寒暖の差が激しくて体が重い。デスクワーク続きで冷えを感じる。お風呂に入ったのに寒くて眠れない。そんな不調を手軽な方法で和らげてくれるのが、手や足だけを湯につける部分浴です。簡単にできるので、試してみませんか。

最も手軽なのが手浴です。洗面器に39〜42℃ほどのお湯を入れ、10〜20分ほど両手をつけてください。肩の筋肉を和らげる効果があるので、肩こりにおすすめです。途中、湯が冷めてくるので、熱いお湯を足してみてください。手のひらだけではなく肘までつけると、より温まりますが、深めのバケツなどが必要となり、ハードルが上がってしまいます。バケツを導入するならば、全身が温まる足浴がいいでしょう。

足浴は、足首の深さで大丈夫ですが、ふくらはぎまでつかることができれば、かなり体が熱くなります。これも10〜20分、足し湯をしながら楽しんでください。足浴は全身を温める効果があり、人によっては汗ばむほどの体温となります。終えた後は、体が熱を下げようとするのを防ぐため、足先に水をかけてください。

フットバス用のグッズもたくさん販売されていますから、足浴の快さに目覚めたら導入してみませんか。価格は5,000円前後からで、温度調節やマッサージできたり、泡が発生したりする高機能なものまであり、より簡単に足浴を行うことができます。シンプルな足浴用のバケツだけならば1,000円程度で買うことができます。

部分浴に、お湯だけではなくアロマオイルや炭酸タイプの入浴剤を入れると、お湯で立ち上った香りで副交感神経が働き、リラックスできます。手足の指をマッサージするのも血行を促してくれます。手足にはツボもたくさん集まっており、刺激することで血液循環が良くなります。

自力で入浴できない高齢者に行うと、メンタルの改善や鎮静効果が得られるという治験が出ているため、部分浴は病院や介護施設などでも積極的に取り入れられています。冷えるとネガティブになりがちですが、温まると気分が上向きになりますから、気分転換として取り入れてみてください。

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