Writingsコラム

市場や業界の「今」、そして、求められることをお知らせします。

基礎と応用(2)

ビジネスの現場では、集積したデータに基づく意思決定が求められる場面が増えており、ビッグデータを活用したデータ・アナリティクスの重要性が言われるようになって久しいです。一方、その専門家であるデータサイエンティストは数万人単

基礎と応用(1)

何事においても基礎が大切というのは、よく言われていることです。勉強でもスポーツでも、子どもの時分から基礎的な素養や技能を身につけなければ伸びないということは常識とされています。今回は、大人になってからの社会生活における基

忘れられない一言(2)

「今日という日は、二度と来ないんですよ」。この熱い言葉は、以前通っていた美容院の美容師さんがおっしゃっていたものです。その方は美容院の経営に大変熱心で、また、本格的な釣りを趣味とされるなど色々なことに興味をもたれ、とても

忘れられない一言(1)

お世話になった方がおっしゃった一言が忘れられない。そういう経験は誰にでもあるのではないでしょうか。そのようなポジティブな一言はふとしたときに頭をよぎるもので、その都度反芻することで自己暗示のような効果をもち、ジワッと力を

本当の謙虚さについて(2)

個人生活でも社会生活でも、謙虚な人は円滑にコミュニケーションをはかることができ、言動の軸がぶれず一貫しているため信用されます。それは転職活動においても同様です。自分自身に対しても求人企業に対しても現実的な認識を持てるので

本当の謙虚さについて(1)

これまでにお会いした非常に優秀な転職希望者には、ある共通した特徴がありました。転職市場で求められている経験や能力を有していることは大前提ですが、物事の捉え方が柔軟でとても謙虚なのです。「謙虚であるべき」というのは普遍的な

すべての経験が糧になる

一見すると無駄なように見え、そんなことをしても評価には繋がらないのではないかということをコツコツと熱心に続け、長いスパンで結果を出す人がいます。実際、そのような人は、誰もがやりたくないと思うことを積極的に引き受けていると

社会生活で求められる適応能力(2)

変化によって環境が良くなったと感じるか、悪くなったと感じるか、それは人それぞれです。一概には言えませんが、変化への向き合い方には傾向があります。例えば、前者は変化を前向きに捉え、新しい環境に適応するための苦労も糧にできる

社会生活で求められる適応能力(1)

自然科学者のチャールズ・ダーウィンが『種の起源』に採り入れた「適者生存(最適者生存)」という概念があります。その概念をもじった「強い者が生き延びたのではなく、変化に適応したものが生き延びたのだ」という言葉を時々耳にします

報われる努力の仕方

頑張っているのに成果が出ない、評価されない。そんな風に悶々としてしまうことは誰にでもあります。とりわけ、20~30代の頃にそういった経験をすることは多いかもしれません。もし「なぜ自分は評価されないのか、こんなに頑張ってい

デザイン・シンキングのエッセンス

米IDEOの成功によってよく知られるようになった「デザイン・シンキング」は、優れたデザイナーに特有の感性や発想をビジネス上の問題解決に活用するための方法論です。具体的には、観察やインタビュー等を通じ、ユーザーの感覚や動作

現状維持バイアスと権利意識(2)

「変わりたくない」という現状維持バイアスの心理以上にやっかいなのは、「もっと楽をして多くを得たい」という権利意識です。なぜなら、その利益追求の行動は他者の迷惑になることがあるからです。もっと楽をしたいという気持ちがあると

現状維持バイアスと権利意識(1)

既に手に入れているものや、これから容易に手に入りそうなもの。転職の決断とは、そのような既得権を捨てる覚悟を伴う意思決定です。どんな理由であれ勤めている会社を辞めるのですから、一時的に社会的な立場を失い、収入が途絶えること

良くない習慣に打ち勝つには(2)

不祥事の原因が悪しき習慣と関連している場合、経営的には、部署間の風通しを良くするために社員の意識を正しく方向付け、外部の視点で社内制度を精査する、といったことが急務でしょう。ともかく、うみを出し切るために自浄作用を発揮す

良くない習慣に打ち勝つには(1)

社内で長年当たり前の仕事だと思って続けていたことが、世間一般の感覚や常識からずれていき、やがてそれが明るみになって社会的に非難を受けたり、挙げ句の果てには法を犯してしまって逮捕者が出る、といった事件が度々起きます。その実

企業文化と外部の視点

以前のコラムで仕事を楽しくするための習慣付けや物事の捉え方について述べましたが、今回も習慣について少し掘り下げて考えてみます。「企業文化」という言葉があります。ある企業がもつ独特の価値体系や行動規範を指す経営学の用語です

望ましい働き方とは

働くうえでのモチベーションや目的とはなんでしょう。お金であったり、やりがいや達成感であったり、他者からの承認であったり、人それぞれだと思います。先日、非常にユニークな製品を開発し、創業して間もないながらも高い評価を得てい

仕事が楽しくなる習慣

企業にとって春は新入社員が入社し、人事移動があったりと、働く場や顔ぶれが変わってフレッシュな雰囲気が感じられる時期です。一方、五月病という言葉があるように、新入社員の方々にとっては慣れない社会生活の疲れが心身ともに出てく

問題意識と行動

仕事をしていると、ついつい文句を言いたくなることは誰にでもあると思います。愚痴、不平不満、思った通りに進まないことへの苛立ちや諦観など、仕事で100%満足のいく状況というのはなかなかないのかもしれません。文句を言うだけ言

機械が仕事を奪う?!(2)

いまここにある状況を前提とすると、人工知能(AI)によって自分が従事している仕事が奪われる、機械にとって代わられるんじゃないかという危機感をもつのは自然なことです。しかし、人も仕事も変わります。また、テクノロジーは常に進

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