Writingsコラム

市場や業界の「今」、そして、求められることをお知らせします。

長時間働くこと(4)

非効率な長時間労働が改善されないと、競争力のある製品・サービスが生まれにくくなり、また、離職が増えて人材の採用も難しくなるでしょう。働き方改革を「残業をいかに減らすか」「限られた人数で仕事をどうまわすか」という労働投入の

長時間働くこと(3)

素朴な疑問として、なぜ長時間の残業がなくならないのでしょうか。また、なぜ労働生産性が低いと指摘されているのでしょうか。長時間労働に繋がる人手不足以外の要因としては、業務の属人化、時間管理意識の低さ、業務効率の悪さ、業務の

長時間働くこと(2)

ビジネス環境の変化に対応するために、また、人手不足を乗り越えるためにも、長時間労働を前提にした成長モデルを見直さなければならないというムードが高まり、残業の禁止も含めてより効率的な働き方が求められています。ここで、残業の

長時間働くこと(1)

ここ数年、残業してはいけないという風潮が強まってきました。働き方改革の議論や取り組みも注目されています。残業禁止の前提には、労働力人口の減少による生産量への影響があります。その対策としては「労働時間を増やさず、生産性を上

マインドフルネスの効能(2)

マインドフルネスはストレス解消に寄与し、集中力や生産性の面で効果があると言われています。現代人が抱えるストレスの要因としては、情報機器によって細かな意思決定や選択に常に迫られていることも挙げられるでしょう。消費者行動論や

マインドフルネスの効能(1)

ここ数年、マインドフルネスという言葉を目にするようになりました。以前、シリコンバレーを中心に流行しているという内容の記事を読み、意外さを感じた反面、なるほどという納得感もありました。米グーグルなどがマインドフルネスを社員

リーダーの役割(3)

消費者・顧客、部下・チームメンバー、双方を観察して理解することはリーダーの役割の前提であり、普段のコミュニケーションが基本です。戸部良一(ほか著)『失敗の本質』(中央公論社)で繰り返し述べられているように、戦略上の意思決

リーダーの役割(2)

リーダーの役割は戦略面と組織面とに大別でき、戦略面においては「消費者・顧客の観察と理解」が欠かせず、組織面においては「部下・チームメンバーの観察と理解」が不可欠です。つまり、リーダーはチームを率いる上で、消費者・顧客と、

リーダーの役割(1)

前々回のコラムでリーダーの責任について触れましたが、プロジェクトを成功させるためにリーダーが果たすべき役割とは何でしょうか。学問的に厳密な定義や精緻な研究も多く、なかでも戸部良一(ほか著)『失敗の本質』(中央公論社)が大

リーダーの責任とは

経営者、管理職、マネジャー等、呼称は様々ですが、会社組織内でチームを率いるポジションに就く人材には、求められる役割とそれに伴い生じる責任があります。何回かに分け、リーダーシップについて役割と責任に着目し考察してみます。以

選択肢を持つこと(2)

『ライフ・シフト』では、「選択すること=選択肢(オプション)を閉ざすことにほかならない」と述べられています。その意味で、急ぐ必要のない選択を先延ばしにし、より多くの選択肢を持っていれば、マルチステージの長い人生の要所で自

選択肢を持つこと(1)

今回もリンダ・グラットン教授とアンドリュー・スコット教授(ロンドン・ビジネススクール)の『ライフ・シフト ― 100年時代の人生戦略』(東洋経済新報社)で印象的だった記述について考察してみます。同書では、今後の平均寿命が

キャリアチェンジにおける内省の重要性(3)

引き続き、『ライフ・シフト』で述べられている内省の重要性について考えてみます。当社は日々多くの転職希望者と面談しておりますが、その場ではたくさんの質問をし、前職までのエピソードを具体的にお聞きしています。その際、どういっ

キャリアチェンジにおける内省の重要性(2)

『ライフ・シフト ― 100年時代の人生戦略』(東洋経済新報社)でとりわけ印象的だった記述に「内省することの重要性」があります。日々の内省を通じ、自己認識と世界の見方を変更することが今後ますます重要になると繰り返し述べら

キャリアチェンジにおける内省の重要性(1)

リクルーティング・エージェンシーである当社のサービスは、働き方や人生設計と密接です。そのため、社会経済状況の変化とともに、それらが今後どのように変わっていきそうか、日頃から当社なりに予測し、考察を重ねています。さて、以前

ワーク・シフトの可能性(2)

リンダ・グラットン著『ワーク・シフト』では、(1) 知的資本(知識と知的思考力)、(2) 人間関係資本(人的ネットワーク)、(3) 情緒的資本が、今後の働き方において重要であると論じられています。そして、キーワードとして

ワーク・シフトの可能性(1)

「働き方を変えていかないと生き残れない」。以前のコラムでも取り上げたように、企業でも個人レベルでも働き方改革が必要であるという論調を目にすることが増えています。その背景には、労働人口の減少、国際競争の激化、ITやAIの導

働き方の現状(2)

かつての働き方のモデルであった「正社員、終身雇用、年功序列」は当たり前ではなくなりました。正社員であっても非正規社員であっても、どんな雇用形態であれ、与えられた仕事を受け身の姿勢でこなしていては今後のキャリア形成は難しく

働き方の現状(1)

「働き方改革」という言葉をよく目にするようになりました。個々の企業の取り組みだけでなく、国の政策や税制面からも、少子高齢化に伴う労働力不足を解消し、国際的に低いと言われている労働生産性の改善を後押ししなければならないとい

基礎と応用(3)

しっかりとした基礎力があると、異なる分野や新しい方法にも尻込みせずに応用的に対応することができます。基礎力が本物であれば、産業の構造やプロセスが変わっても新たに求められる仕事に応じられるでしょう。また、誰もまだ取り組んで

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